40歳以上はウイルス性肝炎の検査を受けるべき理由

ウイルス性肝炎の検査でも、必ず受けたい5歳ごとの「節目検査」

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C型感染ウイルスは「サイレントキラー」「沈黙の殺人者」とも呼ばれ、自覚症状がないまま慢性化し、肝硬変や肝がんに進むケースが少なくありません。

感染者の発見と治療が大きな課題となっているため、厚生労働省は平成14年から「節目検査」と「節目外検診」で検査を受けるよう呼びかけています。

節目検査とは、40歳から70歳までの間で5歳きざみの年齢の人を対象に、地区町村が行う基本健康診査でB型とC型の肝炎検査を行うものです。

その結果、毎年2万人から3万人の感染者が発見されています。

政府管掌健康保険の検診では、35歳以上なると集団検診にC肝炎の項目が追加されます。

しかし、民間の健康保険組合では、まだ実施していないところが少なくありません。
このほか、保健所でもエイズウイルスとの同時検査というかたちで、40歳以上なら無料でC型肝炎の検査が受けられます。

ウイルス性肝炎の検査、節目外検診を受ける必要がある人はこんな人

次の項目のどれかに該当する人は、年齢に関係なくC型肝炎の検査を受けることがすすめられています。これが節目外検診です。

フィプリノゲン製剤の投与を受けた人

ウイルスの不活性化が徹底された1994年以前に出産や手術で大量出血したことがある人はウイルスを含むフィプリノゲンが投与された可能性があります。

1992年以前に輸血を受けた人

1992年2月から、献血された血液に対して、精度の高いC型肝炎ウイルスの
抗体検査が行われるようになりました。それ以前に輸血や臓器移植を受けた人は感染の危険があります。

非加熱血液凝固製剤の投与を受けた人

出血の多い手術や血が止まりにくい病気に対して、1972年~1988年の間に
非加熱血液凝固製剤の投与を受けた人は、感染の可能性があります。

 C型肝炎の感染者は頻繁な検査が必要

特にC型肝炎から進行した肝硬変に近い人は肝がんのリスクが高いので、肝臓病専門医のもとで肝臓の状況を小刻みに観察する必要があります。

東京大学医学部附属病院消化器内科の調査によると、定期的に肝臓病専門医のもとでフォローされていて肝がんが見つかった人(フォロー群)と、偶然肝がんが見つかった人とでは、がんの大きさに違いがありました。

また、治療後3ヶ月目の時点で、フォロー群の患者さんが8割生存していたのに比べ、偶然がんが見つかった患者さんの半数以上はすでに亡くなっていました。

肝炎の研究が進歩したことにより、肝がんになりやすい人が特定できるようになったのですから、B型肝炎キャリアやC型肝炎キャリアの人は、必ず専門医を定期的に訪ねていただきたいものです。

 

 

 



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