非アルコール性脂肪肝になりやすい原因と治療法

近年増加中、肥満が原因の欧米型脂肪肝

非アルコール性脂肪性脂肪肝「NASH」は1980年にアメリカで発見されました。

アルコールを飲まないのに、アルコール性肝障害とよく似た肝臓組織の変化を
伴う脂肪肝なので、この名前がついたものです。

この病気は、発見当時あまり注目されていいませんでしたが、90年代半ばから重要視され始めました。

肥満や糖尿病との関連が深く、超肥満者が多いアメリカでは、成人の3%がNASH(ナッシュ)といわれるほどで、日本でも急激な増加をたどっています。

NASHはただの脂肪肝ではなく、肝細胞の繊維化が進み、肝硬変に移行する確率が高い病気です。

通常の脂肪肝は1%程度しか肝硬変になりませんが、NASHはその10倍もの確率で肝硬変になるといわれ、その分肝がんのリスクも高まります。

この病気は、一般的な血液検査では見つかりにくく、CRPと呼ばれる炎症反応の検査か、肝生検が必要です。

非アルコール性脂肪肝の原因と治療法

肝硬変のリスクが高いので要注意

非アルコール性脂肪肝の原因は、脂肪肝にインスリン抵抗性、酸化ストレス、炎症性サイトカイン(生理活性物質の一種)などの要因が加わって発症すると考えられています。

どんな人がなりやすい?

ただの脂肪肝ですむ人と、非アルコール性脂肪肝(NASH)になる人との違いは現在でも明らかになっていませんが、炎症による肝細胞の破壊と再生を繰り返すうちに繊維化が進むので早めに治療して肝硬変を防ぐことが大切です。

治療法としては、低カロリーで栄養バランスのよい食事による肥満解消、抗酸化作用のあるビタミンEの投与、肝庇護薬やインスリン抵抗性改善薬による薬物療法、瀉血療法などを複合的におこないます。

脂肪肝は、自覚症状がないので「肥満の延長」と軽く考える人が多いようですが、
NASHには十分な注意が必要です。







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