血液検査の見方|肝臓の数値からわかる自分の健康状態

血液検査は肝臓の異常を数値で確認できる唯一の手段

人の臓器の中で肝臓の役割は化学工場や貯蔵庫と例えられることが多くなっています。

これは肝臓の働きが飲食によって体内に取り入れた栄養素を腸で吸収して代謝や貯蔵を行ったり、胆汁を生成して分泌することで解毒や排泄等を助けて人の体を健康な状態に保つ機能を備えています。

また、肝臓は「沈黙の臓器」とも言われており、病気になったとしても症状が出ることが遅いため、気づいた時にはすでに病気が進行していることがあります。

その症状として全身の倦怠感、黄疸、手掌紅斑、クモ状血管腫、女性化乳房、腹水・服種、吐血、肝性脳症などがあり、それぞれ多量のアルコール摂取や暴飲暴食などが原因となりえます。

この肝臓の状態を把握するのに最も効果的な方法として血液検査があり、その数値が基準値と比較して増減していることが病気のバロメーターになることから、血液検査の見方を知っておくと健康管理の役に立ちます。

以下は血液検査の際に主に示される成分とその意味です。

血液検査でチェックするべき肝臓の数値項目

「総ビリルビン」は血中内の老廃物の濃度を指し、濃度が高ければ異常の可能性があります。

「PT/HPT」は血液が凝固する時間で肝機能が低下すると血液が凝固するまでに時間がかかりためこの数値が上昇・下降します。

「ALP」は胆管で造られる酵素で胆石症や胆のうがんで胆汁の流れが悪くなると数値が上昇します。

「グロブリン」は、慢性肝炎や肝硬変や肝細胞の繊維化の進行により数値が上昇します。

「ZTT/TTT」は、血液中のグロブリンの濃度のことでこの濃度が高いと慢性肝炎や肝硬変の兆候となることがあります。

「血清アミラーゼ/リパーゼ/トリプシン」は、膵臓に異常があると上昇するもので急性膵炎、慢性膵炎、すい臓癌などが疑われます。

「血小板数」の数値が減少し始めると慢性肝炎や肝硬変、また肝細胞が繊維化などが疑われます。

「尿ウロビリノーゲン」は尿検査で行うもので、尿の中に含まれる尿ウロビリノーゲンが増えると肝機能の低下が疑われます。

「ChE(コリンエステラーゼ)」は、病気などで肝臓機能が低下していたり栄養状態が悪いと数値が減少しますが、脂肪肝の場合であれば逆に上昇します。

「A/G比(アルブミン/グロブリン比)」は肝臓が健康な状態であればアルブミンの量が多くなり、病気になればグロブリンの量が増えA/G比の数値が低下します。

肝臓に関わる血液検査の中には、これ以外にもコレステロールや尿酸などの検査も行われています。また、それぞれの成分に対しては基準値(病院によって多少変動する)が設けられており、食生活や症状などを含めて診察されています。

 

 

 







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